ウラジロガシ(裏白樫、学名:Quercus salicina)とは、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹。ウラジロカシとも。
日本では本州の宮城県・新潟県以南~四国、九州、琉球列島に分布する。日本国外では朝鮮半島南部と台湾に分布する。
生育環境
低地~山地の尾根沿いや渓流沿い等の温暖湿潤な環境に生育する。
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形態
高木で20m以上に達する。樹皮は暗褐色から灰色で、滑らか。葉は互生し、倒卵状~楕円状長楕円形、長さ5~13cm、鋭尖頭で、葉縁に鋸歯を持つ。アラカシなどに比べて、鋸歯が鋭くとがるのが特徴。葉の裏面に粉白色を呈す(これが和名の由来である)。
雌雄同株。花は穂状で5~6月頃に咲き、雄花序は新枝の基部から下垂し、長さ4cm前後、褐色の軟毛を密生する。雌花序は新枝の上部の葉腋に付き、長さ7mm前後。堅果(どんぐり)は広卵状楕円形~長楕円形、長さ2cm前後で他種よりも比較的細長い、色は濃褐色。
利用
材は堅く有用であり、建材や家具材等に用いられる他、園芸用にも使用される。
また、葉を乾燥してお茶にして飲むと胆石や腎臓結石を溶かすという触れ込みで商品化されている。 [1]
エキスは胆石・腎臓結石排出促進作用が確認され、医薬品としても流通している。 [2]
ウラジロガシを入浴剤として使用すると、切り傷・やけど・にきび等の肌荒れ・痔等に効果がある。
保護上の位置づけ [編集]
森林開発や伐採等により個体数及び生育地が減少しており、下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。
宮城県:要注目種
新潟県:地域個体群
東京都:C 生息環境の変化によりAランクやBランクへの移行が危惧される種 = 準絶滅危惧
沖縄県:絶滅危惧II類
※日本の北限である宮城県・新潟県と南限である沖縄県でリストアップされている。